大規模な再開発や公園のリニューアル、マンション建設など、日々変化を続けている豊島区。
2016年には人口総数が36年ぶり(昭和55年以来)に28万人を超え、2023年はついに29万人台になりました。
そんな人口増加傾向にある豊島区で、2023年に一番人口が増えた地域・減った地域はどこなのか集計してみました!
豊島区の人口は現在 291,850人
※参考資料:豊島区HP 町丁別の世帯と人口
人口の内訳
2023年 | 2022年 | 増減 | 前年比 | |
人口総数 | 291,850 | 288,806 | 3,044 | 101.1% |
男性 | 146,476 | 144,815 | 1,661 | 101.2% |
女性 | 145,374 | 143,991 | 1,383 | 101.0% |
世帯総数 | 185,058 | 181,371 | 3,687 | 102.0% |
豊島区の人口は、2023年12月1日時点で 291,850人。
2022年12日1日時点の288,806人より+3,044人、前年比101.1%で増加しています。
こちらは住民登録がある人の人数なので、下宿や単身赴任などで短期間住居している人は含まれていません。
実際に暮らしている人は、もっと多いのではないでしょうか。
外国人住民登録者数は引き続き増加傾向
2023年 | 2022年 | 増減 | 前年比 | |
外国人住民 | 32,615 | 28,898 | 3,717 | 112.9% |
外国人住民登録者数は32,615人で、前年比112.9%の大幅な増加。
2020年、2021年はコロナ禍の影響で外国人住民登録者数が減っていましたが、2022年以降は増加傾向にあります。
今年は久しぶりに、コロナ禍前と同等程度の外国人住民登録者数に戻りました。
2023年 豊島区 人口が増えた町ランキング
豊島区が公開している「令和5年度 町丁別の世帯と人口」をもとに、町別の人口を集計してみました。
町 | 2023年 | 2022年 | 増減 | 前年比 | |
1 | 池袋 | 19,293 | 18,781 | 512 | 102.7% |
2 | 南大塚 | 17,365 | 16,937 | 428 | 102.5% |
3 | 西池袋 | 17,148 | 16,783 | 365 | 102.2% |
4 | 高田 | 13,195 | 12,844 | 351 | 102.7% |
5 | 北大塚 | 13,118 | 12,790 | 328 | 102.6% |
6 | 池袋本町 | 17,789 | 17,580 | 209 | 101.2% |
7 | 南長崎 | 20,678 | 20,509 | 169 | 100.8% |
8 | 上池袋 | 17,506 | 17,349 | 157 | 100.9% |
9 | 駒込 | 17,848 | 17,691 | 157 | 100.9% |
10 | 西巣鴨 | 12,896 | 12,780 | 116 | 100.9% |
11 | 要町 | 9,588 | 9,481 | 107 | 101.1% |
12 | 巣鴨 | 19,107 | 19,016 | 91 | 100.5% |
13 | 南池袋 | 8,498 | 8,436 | 62 | 100.7% |
14 | 雑司が谷 | 9,331 | 9,291 | 40 | 100.4% |
15 | 東池袋 | 19,963 | 19,923 | 40 | 100.2% |
16 | 千早 | 12,665 | 12,646 | 19 | 100.2% |
17 | 千川 | 4,747 | 4,757 | -10 | 99.8% |
18 | 高松 | 8,306 | 8,318 | -12 | 99.9% |
19 | 目白 | 14,543 | 14,572 | -29 | 99.8% |
20 | 長崎 | 18,266 | 18,322 | -56 | 99.7% |
総計 | 291,850 | 288,806 | 3,044 | 101.1% |
豊島区で人口が増えた町 TOP3
- 池袋
- 南大塚
- 西池袋
※ちなみに、2022年は高田、南大塚、東池袋でした。
1位 池袋(昨年4位)
2023年、豊島区で一番人口が増えたのは豊島区池袋です。
前年より+512人、前年比は 102.7%でした。
詳しく見てみると、「池袋3丁目」が約200人、「池袋2丁目」「池袋4丁目」がそれぞれ約145人人口が増えています。
豊島区池袋では、2022年10月竣工「シーズンフラッツ池袋」、2023年9月竣工「ザ・ライオンズ池袋」ほか、新築マンションの建設が続いています。
2024年4月竣工のタワーマンション「ブリリアタワー池袋ウエスト」(地上30階・230戸)が完成したら、さらに人口が増えそうですね。
2024年も引き続き注目のエリアです。
>>関連記事:【ライフ池袋三丁目店】2024年春・ブリリアタワー池袋ウエスト1階にオープン
2位 南大塚(昨年2位)
2022年に引き続き、人口増加数の2位は南大塚エリア。(昨年も2位)
南大塚は、前年より+428人、前年比 102.5%でした。
とくに一番人口が増えているエリアは「南大塚3丁目」。(前年比103.3%)
2023年7月には、16階建・60戸の「シティハウス南大塚テラス」が南大塚1丁目に竣工。
2021年「シティハウス南大塚レジデンス」、2022年「ルフォン ザ・タワー大塚」に続き、大きなマンション建設が続いています。
落ち着いた雰囲気で、女性やファミリーでも過ごしやすい雰囲気の南大塚。
2023年10月にはサミットストア新大塚千川通り店がオープンし、衣食住がより便利になりました。
人気急上昇中の住宅街として今後も注目です。
3位 西池袋(昨年6位)
西池袋は、前年より+365人、前年比 102.2%で人口が増加。
西池袋1丁目は駅前の歓楽街ですが、2丁目~5丁目は閑静な住宅街が広がります。
近年マンションやアパートの建設がさらに増えており、池袋駅に近い利便性も相まって人気のエリアです。
とくに西池袋5丁目は、前年比105.4%で大幅に人口が増えました。
西池袋3丁目「パークホームズ西池袋」(40戸)は2024年4月から入居開始、西池袋5丁目の19階建「シティハウス西池袋」(137戸)は2025年4月から入居開始予定です。
今後さらに人口が増えそうですね。
2021年に閉店した池袋マルイ跡地は、現在28階建の商業オフィスビルの建設中。(2025年に完成予定)
>>関連記事:池袋マルイ跡地の用途が決定!地上28階の商業オフィスビルが2025年完成予定
立教通りは、2023年9月から一方通行化の大規模工事が始まりました。(2030年完了予定)
>>関連記事:立教通りの一部区間が2023年9月26日から一方通行に!今後どう変わる?
池袋駅西口は、再開発により駅前広場の整備や高層ビルの建設を予定しています。
マルイ跡地にできる28階建のビルよりも、さらに高層なビルが3棟建つようです。
(ジオラマは、池袋西武で開催されたレトロ百貨展より)
再開発で大きく変わる予定の西池袋エリア。
住宅街としても、池袋の商業エリアとしても、今後も注目です。
豊島区で人口が減った町 TOP3
- 長崎
- 目白
- 高松
豊島区で前年より人口が減った町は、長崎、目白、高松、千川の4つのみでした。
※ちなみに、2022年は要町、南長崎でした。
長崎
長崎は、前年より-56人、前年比 99.7%で人口が減っています。
20代~40代の人口が増えている一方、50代以降の人口が減っていました。
とくに東長崎北口の東側「長崎4丁目」が、前年より-54人、前年比 95.5%で一番人口が減少しています。
目白
目白は、前年より-29人、前年比 99.8%で人口が減っています。
とくに学習院大学近辺の「目白1丁目」が-35人、前年比97.4%で人口減となりました。
目白1丁目はエリアのほとんどが学習院大学の敷地で、そもそも住宅が少ないという現状があります。なかなか人口が増えづらいエリアかもしれません。
一方で、住宅街の目白4丁目は人口が増えています。
高松
高松は、前年より-12人、前年比 99.9%で人口が減っています。
高松1丁目、3丁目は人口が減っていますが、高松2丁目は+45人(前年比101.1%)で人口が増えました。
とくに20代~40代の人口増加が目立っています。
単身住まいやファミリー世帯に人気なのかもしれませんね。
今後も豊島区の転入・人口増加に期待
各所で再開発や大規模なマンション建設が進んでいる豊島区。
建設中のマンションが完成すると、また人口増加に影響がありそうですね。
今後も豊島区内では、高層マンションの建設予定がたくさんあります。(以下は一例です)
- 南池袋2丁目
①2027年竣工・53階建・878戸「グランドシティタワー池袋」
②竣工時期未定・47階建・620戸 高層マンション - 南池袋1丁目
2025年3月竣工・17階建・52戸「パークホームズ南池袋」 - 池袋3丁目
2024年竣工・30階建・230戸「ブリリアタワー池袋West」 - 目白5丁目
2024年竣工・19階建・159戸「(仮)豊島区目白5丁目計画新築工事」
個人的には、池袋周辺の再開発が注目されることで、区外の人が豊島区のことを知るきっかけになるといいなと思っています。
豊島区はどこに住んでも池袋にアクセスしやすく、非常に利便性が高いです。
利便性が高い一方、昔ながらの建物や商店街・地域のつながりが残る場所も多く、各エリアにさまざまな魅力があります。
区内外の人に豊島区のことを知ってもらい、住みたい・住み続けたいと思える人が増えるといいなと思います。
参考資料:豊島区町丁別の世帯と人口 住民基本台帳による年齢別人口 としま政策データブック