立教通りは、池袋二又交番前交差点から山手通りを結ぶ約800mの区道。
無電柱化と歩道を広くする工事のため、立教通りの一部区間が一方通行になります。
立教通りの一部区間が一方通行に
2023年9月26日(火)21時以降、二又交番前交差点から立教通りへの自動車・オートバイの進入ができなくなります。
(歩行者と自転車はこれまでと同様に通行可能です)
二又交番前交差点に掲げられた横断幕。
山手通り側、千早一丁目交差点からは進入可能。
今後、自動車とオートバイはこちら側からしか進入できなくなるので注意が必要です。
立教通りの一方通行の区間はどこ?
現地看板の地図によると、一方通行の区間は「二又交番前交差点」から「立教大学」まで。
立教大学正門のあたりは完全に一方通行となります。
現地には案内板が立っていました。
一方通行の区間は、工事期間をわけて今後拡大します。
2027年以降は、立教小学校の手前・原整形外科まで一方通行になる予定です。
コモディイイダの前は、一方通行の範囲外です。今後も一方通行にはなりません。
歩道拡幅と無電柱化の工事を開始
立教通りでは「無電柱化・歩道拡幅・部分一方通行化」のため、2023年9月26日(火)から工事を開始します。
車道の一方通行化とあわせて無電柱化を行うことで、歩道を拡幅(かくふく)するそうです。
- 車道:約6.5m⇒約4.5mに縮小
- 北側の歩道:約2.25m⇒3.5mに拡幅
- 南側の歩道:約2.25m⇒2.5m~3.5mに拡幅
なぜ工事をするの?
立教通りには、歩行者の安全確保や、災害時の避難経路確保において課題があったそう。
- 歩道が狭くバリアフリー化が進んでいない
- 混雑時は車道まで人があふれることがある
- 災害時に電柱が倒れ、立教大学への避難経路の妨げになる恐れがある
- 歩行者が多い一方、自動車交通量は昔より半減している
上記の課題を解決するために、無電柱化と歩道の拡幅・それに伴う車道の一方通行化を行うとのことです。
道路の新たな役割として、豊富な緑と歴史的建造物が調和する「景観性」と、グリーンインフラを主とした「環境性」を取り入れます。地域が保有する資産を次世代へ引継ぎ、質の高い持続可能な社会を実現するため、「環境モデル路線」として整備を実施します。
出典:立教通り整備事業について
無電柱化するメリット
- 安全で快適な歩行空間の確保
- 防災機能の強化
- 良好な景観の創出
豊島区では近年、各所で無電柱化を検討しています。
巣鴨地蔵通り商店街では、2019年~2024年にかけて無電柱化の工事を行っています。
2021年には巣鴨地蔵通り商店街 入口周辺の電柱の撤去が完了し、視界が開けた綺麗な景観になりました。
立教通りはどう変わる?
歩道拡幅と無電柱化で、立教通りはどのように変わるのでしょうか。
立教通り整備事業について公開されている画像とともにご紹介します。
現在の池袋二又交番前。
無電柱化により、電柱が街頭に変わっています。
立教通りの入口に木が植えられ、明るい雰囲気に見えますね。
イケバスが描いてあるので、今後イケバスの運行ルートになるかもしれません。
立教大学池袋図書館の前。
歩道がかなり広くなりました。
街路樹がたくさん植えられて、緑豊かな雰囲気になりそうですね。
(西池袋通りに雰囲気が似ているなと思いました)
2027年以降一方通行になる立教小学校のあたり。
こちらも歩道が広くなり、歩きやすそうですね。ベビーカーでも通りやすくなりそう。
無電柱化により空が広くなって、開放感がありますね。
山手通りから立教通りに入ってすぐのエリア。
2028年以降、無電柱化工事を行う予定です。
このあたりは無電柱化工事のみで、今後も一方通行にはなりません。
歩道の植栽が目を引きます。街に緑が増えるのは嬉しいですね。
工事がすべて終わるのは2030年を予定
2023年9月26日から約7年間にわたる大工事が始まる、立教通り。
徒歩で通行する人にも、車を利用する人にも、さまざまな影響がありそうです。
今後の工事の様子を見守っていきたいと思います。
※2023年9月時点の情報です。工事期間や詳細は今後変更になる可能性があります。
※完成イメージ画像出典・参考資料:
立教通り無電柱化工事説明会 立教通り整備事業について