大塚の老舗「大塚バッティングセンター」が、2023年6月30日(金)をもって閉店することが判明しました。
「大塚バッティングセンター」は、昭和40年(1965年)創業の老舗バッティングセンター。
現存のバッティングセンターの中では日本最古のお店といわれています。
アド街やドラマ・バラエティのロケにも登場する、大塚駅前のランドマーク的存在でした。
そんな大塚バッティングセンターの店頭には、閉店のお知らせが掲示されています。
大塚バッティングセンター&GAMETOWNぴこたお をご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、当店は2023年6月30日(金)をもちまして、閉店させて頂くこととなりました。
お客様には、多大なご迷惑をお掛けする事となり、また、急なお知らせになりましたことを深くお詫び申し上げます。
大塚バッティングセンター・ゲームコーナーともに、2023年6月30日(金)に閉店するとのことです。
1階のパチンコ「ひょうたん島」も同じ日に閉店します。
>>関連記事:ひょうたん島が6月30日に閉店!大塚の老舗パチンコが47年の営業に幕
6月21日に放送された「news every.」によると、閉店理由は「後継者不足など」とのことでした。
ビル全体がいっせいに閉店とのことで、おそらくビルの老朽化も関係しているのではないでしょうか。
「大塚バッティングセンター」がある大塚レジャービルの場所は、大塚駅南口から徒歩2分。
南口のロータリーからすぐ見える、レトロな看板が目印です。
昭和の面影がそのまま残る、築47年のレトロな外観。
もともとバッティングセンターは、ビルの1階で営業していたそう。
昭和51年(1976年)に今のビルに建て替えた際に、バッティングセンターは2階へ移動。
1階にはパチンコひょうたん島がオープンしました。
夜になるとレトロなネオンサインに包まれて、さらにノスタルジックな雰囲気に。
近年再開発が進み、整った街並みに変わりつつある大塚駅前。
こちらのビルや都電のような、昔ながらの風景が残っているのも大塚の魅力のひとつでした。
昔から当たり前のようにあった景色が変わってしまうは、寂しいですね。
ちなみに公式ホームページも、なんともエモい雰囲気。懐かしい……!
インターネット黎明期のこの感じ、グッときますね。
ホームページではホームランランキングを毎日更新していて、丁寧にお店を運営していることが伝わってきました。
乃木坂46などアイドルがロケでよく訪れていて、前々から気になっていた大塚バッティングセンター。
これを機に、初めて大塚バッティングセンター&ゲームタウン「ぴこたお」に入ってみました。
入口もレトロで、なんだか懐かしい感じ。
入口を入ってすぐに2階へと続く階段があります。
こちらも昔懐かしい雰囲気。
吹き抜けの窓を見上げると、昭和と令和を同時に見ているような、なんだか不思議な気持ちになりました。
バッティングセンターの入口では、たくさんの野球選手や芸能人のサインが出迎えてくれます。
元木大介さん、中村紀洋さん、清水隆行さん、舘ひろしさん、伊集院光さん、吉高由里子さん、元AKB48渡辺麻友さん、鈴木福さんなどなど。
バッティングセンターに併設された、ゲームタウン ぴむりこ。
昔ながらのゲームコーナーといった雰囲気で、1980~90年代の遊園地やデパートを思い出します。
バッティングセンターの料金は、1枚300円のメダル制。
1メダルで1ゲーム(20球)遊べます。小学生は1ゲーム200円。
都内の好立地にあるにもかかわらず、とても良心的な価格でびっくりしました。
球速は約80km~130kmまで選べるので、初心者から経験者まで楽しめます。
長年地域の方に愛されてきた「大塚バッティングセンター」「パチンコひょうたん島」。
2023年6月30日(金)に、58年の歴史に幕を閉じます。
幼少のころから、たくさんの思い出がある人は多いのではないでしょうか。
またひとつ昭和の面影が街から姿を消すのは、寂しいですね。
思い出がある方は、閉店前に足を運んでみてはいかがでしょうか。
大塚バッティングセンター 店舗情報
- 【閉店日】2023年6月30日(金)
- 【営業時間】9時~22時
- 【住所】東京都豊島区南大塚1-52-4 大塚レジャービル2階
- 【アクセス】大塚駅 南口 徒歩2分
- 【駐車場】なし(月極駐車場のみあり)
- 【駐輪場】あり