西池袋・立教大学の裏にたたずむ、緑で囲まれた素敵な古民家「ニシイケバレイ」。
ニシイケバレイは、地域のさまざまな人が交流する「まちの家」として、2020年7月にオープンしました。
8月からは「森小屋トリイ」という古民家カフェ・レストランも始まり、これから多くの人たちでにぎわいそうなニシイケバレイ。
森小屋トリイでランチを食べてきたよ! 雰囲気抜群のニシイケバレイは、心安らぐ都会のオアシスのような場所でした。
ここでは、ニシイケバレイの場所や行き方、ニシイケバレイの様子、古民家カフェ・レストランのメニュー、森小屋トリイのランチの感想をご紹介します。
ニシイケバレイが西池袋にオープン
2020年7月29日に西池袋にオープンした「ニシイケバレイ」。築70年以上の木造平屋をリノベーションしたニシイケバレイの古民家は緑にあふれ、都会の喧騒を忘れさせてくれますよ。
ニシイケバレイのコンセプト
ニシイケバレイは完成された商業施設ではなく、「余白を楽しむまちの家」がコンセプト。仕事と遊び、職場と家庭、街と家といった線引きをせず、さまざまな暮らしの境界線上で遊べる「まちの家」を目指しているそう。
ニシイケバレイでは、おもに以下のサービスを提供しています。
- Kitchen(キッチン):テイクアウトフードや世界の郷土料理が楽しめるカフェ・レストラン
- Chanoma(チャノマ):ワークショップなどを開催できるシェアスペース
ニシイケバレイの名称の由来
ニシイケバレイの名称は「西池袋(ニシイケ)」のビル群にある「谷(バレイ)」という意味から付けられました。
地域の人々の憩いの場や、働く人の挑戦の場、旅する人をもてなす場など、さまざまな支流が合流する谷(バレイ)となることで、西池袋に新しい風を吹かせたいという思いがこめられています。
Instagramでは、ニシイケバレイのオーナーの想いが綴られていました。
この投稿をInstagramで見る
ニシイケバレイのアクセス・営業時間
※カフェChanomaの営業時間はInstagramで要確認。
営業時間 | 8時~18時(L.O.17時) ランチ 12時~15時(L.O.14時) |
定休日 | 不定休 |
住所 | 東京都豊島区西池袋5-12-3 |
アクセス | JR池袋駅 西口 徒歩7分 地下鉄池袋駅 C2出口 徒歩4分 地下鉄要町駅 5番出口 徒歩5分 |
席数 | 20席 |
ニシイケバレイの場所・行き方
ニシイケバレイの最寄りは、地下鉄池袋駅C2出口です。徒歩4分ほどで着きますよ。
- 池袋駅C2出口を出たら、向かって左へ。
- ひたすらずっと真っすぐ進む。
- CoCo壱の角を左へ曲がる
- 駐車場と豊島区掲示板のある角を右に曲がる
JR池袋駅西口方面から行く場合は、西口五差路を池袋マルイ方面にまっすぐ進むと、上記写真③のCoCo壱があります。
ニシイケバレイの敷地内には、自転車を置けるスペースもありました。
この門は古民家のリノベーション前からそのまま残されたもので、歴史を感じる構えになっています。
ニシイケバレイのカフェ・レストラン「森小屋トリイ」
2020年8月にニシイケバレイにオープンした、森小屋トリイ。「キッチン kitchen」と書かれた可愛らしい番地プレートが目を引きますね。
飲食店のレシピ開発や料理教室の運営に携わってきた料理家の華表由夏(トリイ ユカ)さんが、毎日食べても疲れない手作り定食や、世界の郷土料理を提供してくれます。
※現在は森小屋トリイは移転し、ニシイケバレイではカフェChanomaを営業しています。
ニシイケバレイ「森小屋トリイ」のメニュー
森小屋トリイでは、ドリンクと定食を提供しています。定食メニューは毎日1種類のみ。フレンチや和食など、日替わりでさまざまなメニューを楽しめますよ。
※メニューの価格は税込み
定食メニューの例
ご紹介している定食メニューは、一例です。内容や価格は日によって異なります。
フランス家庭料理 1,600円
- 豚骨ロースと大豆の煮込み
- ビシソワーズ
- サラダ(人参・玉ねぎ・青ねぎ・きゅうり・水菜・しっとりゆで卵・キャベツとディル・紫玉ねぎのマリネ)
- バゲット(おかわり100円)
和洋折衷定食 1,200円
- じゃがいもの冷製スープ
- グリーンサラダ
- しらすのさっぱりご飯
- ゆで鶏のピリ辛豆腐ソース
- キャベツとディルの漬物
和風定食 1,200円
- 穴子ちらし
- スイカとトマトの冷たいスープ
- 樋口豆腐店さんの冷奴
- 茄子みそ
- 味玉ポテトサラダ
- キャベツときゅうりとディルの浅漬け
ハンバーグ定食 1,300円
- おろしソースハンバーグ
- サラダ
- ライス
- スープ
ムーマナオ定食 1,100円
- すっぱ辛い豚しゃぶサラダ(たっぷりパクチー)
- ライス
ドリンクメニュー
- コーヒー 500円
- アイスコーヒー 550円
- アイスカフェオレ 600円
- バナナジュース 600円
- 自家製梅ジュース(すっぱめ) 650円
- しぼりたてジュース(グレープフルーツ&オレンジMIX) 700円
- 水出し中国茶 550円
- コーラ 500円
- ジンジャーエール(辛口) 500円
- ビール(ハートランド) 600円
ニシイケバレイ「森小屋トリイ」でランチしたよ!
池袋駅前のにぎわいから一転。ここだけまるで違う時間が流れているような、緑に囲まれたニシイケバレイのたたずまいは一見の価値ありです。
森小屋トリイの入口。本日の定食メニュー(ワンメニューのみ)の看板が出ています。
ニシイケバレイの中。ガラス戸から陽が降り注ぎ、とっても明るい雰囲気。
玄関を入ってすぐに、大きめのテーブル席。木目の美しいテーブルが目を引きます。
板橋区のオーダー家具工房「アズクラフト」が手掛けた、ニシイケバレイだけのオリジナルテーブルだそう。温かみのある優しい雰囲気の色合いが、リノベした古民家の内装にとても合っていますね。
森小屋トリイでは、入ってすぐのカウンターで注文と会計を先に済ませます。ランチ定食1,200円を支払い、靴を脱いで座敷の中へ。
広々とした座敷スペースにテーブルが並び、趣のある古民家カフェになっています。開店すぐの12時10分ごろ訪れたときには、すでに2組先客がいました。
きれいにリノベされた築70年超の古民家では、襖や扉、縁側といった昔の良さをそのまま感じることができますよ。ここでカフェや食事を楽しめるって、なんとも不思議な感じ。
まるで田舎のおばあちゃんの家に遊びに来たような、もしくは高級旅館に来たような、日常のような非日常のような、なんともいえないワクワク感で心が満たされます。
ちなみに奥の縁側・窓に面した席が一番人気があるとか。庭の緑を眺めながら、のんびりできそうですね。
古民家の天井付近の造形が好きで、古民家リノベのお店に行くとじっくり見てしまいます。
桟とか柱とか、昭和の木造建築って特徴的ですよね。ものすごく細かくて緻密な造形をしていると思います。美しい…!
窓側に面した2人席を使わせてもらいました。庭の豊かな緑が見えて、心安らぎます。タイル調のテーブルもレトロで素敵。
森小屋トリイの店内では洋楽や邦楽のカフェアレンジが流れ、おしゃれなカフェのような空気が流れています。
もう、落ち着く・安らぐ・癒やされるの三拍子です。初めて訪れたのにどこか懐かしい、ほっとする雰囲気であふれています。ずっとここにいたい…。(貸切り可能ならテレワークに使いたい…。笑)
池袋の喧騒と隣り合わせの場所に、こんな素敵な場所ができて嬉しいな。ニシイケバレイはこれからどうなっていくんだろう、どう進化していくんだろう。なんて考えながら、お料理が出てくるのを待ちました。
超豪華!森小屋トリイの身体と心に優しいランチ定食
最初に出てきたのが、スイカとトマトの冷たいスープ。スイカの果肉感にあふれた、真っ赤なスープ!
初めて味わう珍しい組み合わせのスープに、テンションが上がります。
甘さと酸味のバランスが絶妙で、しっかりスイカの味がするんだけど、トマトの味もはっきりわかる不思議な味。おいしい!
スイカのシャリシャリが感じられて、舌触りと喉越しの良さが特徴的た。暑い日にぴったりのサッパリしたデザートスープでした。
こちらは樋口豆腐店さんの冷奴と、野菜のおかず盛り合わせ。たっぷりの野菜のおかずが出てきてびっくり。十分メインディッシュになりそうなボリューム!
冷奴は、池袋2丁目の老舗豆腐屋「樋口豆腐店」の絹豆腐を使っています。シラスとオリーブオイルのシンプルな味付けで、豆腐のおいしさが引き立ちます。シラスの塩気がアクセントになり、優しい味わいでした。
野菜のおかずは、茄子みそ・味玉ポテトサラダ・キャベツときゅうりとディルの浅漬けの3品。
茄子は肉みそのしっかりした味付けで、食べごたえがありました。茄子がたっぷり食べられて嬉しい!
ポテトサラダは酸味がなく、あっさりした味つけ。ジャーマンポテトのような洋風の味で、とてもおいしかったです。茶色い味付け卵を使っていて、コクがありました。
浅漬けは酸味と塩気がちょうど良く、濃すぎない味付け。浅漬けだけでおいしく食べられます。夏の暑さに疲れた体に染みわたる、ほどよい酸味がたまらないです。
こちらがメインの穴子ちらし。彩り豊かな具材がたくさんで、とってもおいしそう。ご飯2膳はありそうなたっぷりのボリュームにびっくり。
お店の方が、「多かったら包んで持ち帰りできますよ」と気を使ってくださいました。
たっぷりの穴子、卵、ニンジン、トウモロコシ、とびっこなどが盛りつけられた豪華なちらし寿司。
酢飯はあっさり薄味で、食べやすかったです。穴子と一緒に感じられる、トウモロコシの甘みがおいしい。とびっこのプチプチが口の中で弾けて、食感も楽しめます。
おいしくてモリモリ食べることができ、あっという間に完食。ごちそうさまでした!
ニシイケバレイの癒しの空間でいただく絶品ランチで、身体も心も元気になれました。また行きたいです。
ニシイケバレイは子連れで行ける?
ニシイケバレイには、ベビーチェアが1台完備されていました。子供と一緒に食事を楽しめそうです。
店内は靴を脱いで上がる座敷タイプなので、子供が床に座ったり、赤ちゃんがハイハイしたりしても安心ですね。
ニシイケバレイのトイレにはおむつ替え台もあるので、人目を気にせずおむつ替えができますよ。
ニシイケバレイで新しい池袋を感じてみよう
池袋にありながら、ゆったりのんびりとした空気が流れるニシイケバレイ。
流れている空気が違うというか、なんだか涼し気な清涼感のある気持ちの良い雰囲気でした。西池袋に居心地の良いひと息つける場所ができて嬉しいです。
これからもニシイケバレイは日々表情を変え、どんどん進化し続けそうでとても楽しみです。
まるで都心にある避暑地のような、心と身体が休まる癒しの空間。池袋に来た際は、ぜひ足を運んでみてください。
※掲載している内容が変わる可能性があるため、メニューや営業時間など詳細はお店にご確認ください。