芳林堂書店 東長崎店(ほうりんどう)が、2023年6月30日(金)に閉店することが判明しました。
かつて、池袋西口を代表する本屋だった芳林堂書店。
東長崎店は、2003年に池袋本店が閉店した後、2008年にオープンしました。
東長崎店の場所は、西武池袋線 東長崎駅 南口の目の前。
駅に隣接している、トキワ荘そっくりな形をした東長崎駅前交番の隣にあります。
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非常に便利な立地にあり、気軽に立ち寄れる街の本屋さんとして地域の人たちに愛されてきました。
そんな芳林堂書店の店頭には、閉店のお知らせが掲示されています。
2023年6月30日(金)をもって閉店するとのことです。
日ごろから芳林堂書店東長崎店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
この度、二〇二三年六月三〇日(金)を持ちまして閉店することとなりました。
二〇〇八年から長きにわたり、たくさんのお客さまにご来店いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
わたくしどもから少しでも「よい本との出逢い」をお届けできていましたら、本屋冥利に尽きます。
最後の営業日まで、普段通り営業させていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。
二〇二三年五月
株式会社書泉
芳林堂書店 東長崎店
閉店のお知らせは、経営元である株式会社書泉との連名で発表されていました。
芳林堂書店は2016年に自己破産し、株式会社書泉が事業を引継いでいます。
株式会社書泉はアニメイトの子会社なので、アニメイト側の事業整理などの事情があるのかもしれませんね。
店内には、自由に書き込みできる想い出ノートが置かれていました。
芳林堂書店 東長崎店に思い出がある方は、記入してみてはいかがでしょうか。
ほかの人が書いた、ほっこりするコメントを読むのも楽しいですよ。
コミックや絵本、小説、雑誌など幅広いジャンルの本が所狭しと並ぶ、芳林堂書店 東長崎店。
決して広い店内ではありませんが、ディスプレイがとても上手で雑多な印象はありません。
大型書店に比べると品揃えは多くはないですが、トレンドにも敏感で話題作がわかりやすく陳列されています。
ほかの書店で売り切れの人気コミックの最新刊が買えたり、子供向けグッズの取り扱いがあったり、穴場な本屋さんでした。
そんな便利な街の本屋さんがなくなってしまうのは、とても残念ですね。
四季書房、北野書店が閉店し、東長崎に残された唯一の本屋だった芳林堂書店。
近年、こういう街の本屋さんが減りつつあるので、なくなってしまうのは寂しいですね。
閉店する2023年6月30日までは通常通り営業するそうなので、気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
芳林堂書店 東長崎店 アクセス・店舗情報
- 【閉店日】2023年6月30日(金)
- 【営業時間】11時~20時
- 【定休日】なし
- 【住所】東京都豊島区南長崎5丁目33-12
- 【電話】03-3950-1276
- 【アクセス】西武池袋線 東長崎駅 南口 徒歩1分
- 【HP】公式サイト