2022年12月1日、東武百貨店 池袋店に「晴れの国 岡山の市」が期間限定でオープンしました。
岡山県のローカルグルメやお酒、きび団子など人気のお土産が集まったアンテナショップです。
この記事では「晴れの国 岡山の市」の開催情報や売り場の様子、実際に商品を食べた感想を紹介します。
あまり見る機会がない岡山グルメ、新鮮な発見ばかりでした!
岡山の名産品が集結「晴れの国 岡山の市」
「晴れの国 岡山の市」は、岡山県の名産品を取り扱うアンテナショップ。
岡山県は年間を通して降水量が少なく、温暖で日照時間が長いことから「晴れの国」と言われています。
温暖な気候と瀬戸内海からもたらされる、岡山県の旬の逸品や名産品、お土産、地酒など、人気グルメが集結しました。
- 2022年12月1日(木)~25日(日)まで開催
- アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」が選ぶこだわりの逸品
- きびだんご、大手まんじゅうなど人気のお土産
- 岡山名産の桃・シャインマスカットを使ったスイーツ
- 雄町(おまち)など岡山県が誇る銘酒の数々
「晴れの国 岡山の市」は期間限定の開催となります。12月下旬・1月は引き続きテーマを変えて、鳥取・岡山のさまざまな商品を販売する予定です。
池袋東武「晴れの国 岡山の市」に行ってきた
東武百貨店 池袋店「晴れの国 岡山の市」は、地下2階プラザ館の10番地にあります。ベーカリー「POMPADOUR」の隣です。
岡山の人気土産や名産品がズラリ
売り場には、岡山の人気商品がたくさん揃っています。
気になった商品など、販売している商品の一部を紹介します。
桃太郎伝説発祥の地・岡山の定番みやげといえば「きびだんご」。味はプレーン・抹茶・きなこ・白桃の4種類。
子供から大人まで多くの人に愛される、シンプルで奥深い味わいです。(後ほど実食レポあり)
こちらの吉備団子(きびだんご)は、串に刺さったタイプ。白桃やマスカットなど岡山名産のフルーツ味もあります。
1837年(天保8年)創業の老舗「大手饅頭伊部屋」の大手まんぢゅう。「日本三大まんじゅう」のひとつだそう。
薄皮にあんこがたっぷり入った大手まんぢゅうは、昔からお茶会の席で愛用されてきたそう。
「あんこが本当においしい!」と売り場担当の方がおすすめしていました。
4個入り(340円)のミニサイズもあり、気軽に試すことができます。(後ほど実食レポあり)
岡山銘菓の「調布」と、倉敷銘菓の「むらすずめ」。新鮮な卵をたっぷり使った薄皮がとってもおいしそう。
調布はぎゅうひ、むらすずめは粒あんがサンドされています。
岡山・瀬戸内の果物をたっぷり使った、ドライフルーツのチョコレート。
白桃の生産量日本一を誇る、岡山の白桃を贅沢に使ったゼリー。
とくに清水白桃は桃の女王とも言われ、甘さ・味・香り全てにおいて最高級だそう。
みずみずしくフルーティーな香りと、とろけるような果肉をゼリーで楽しむことができます。
ゴロンと丸ごと瓶詰された桃がインパクト抜群!
こちらの「KIN NO MOMO」は、一番おいしい6~7月に収穫した岡山白桃を瓶詰にしたもの。
皮付きのまま丸ごと瓶詰めされていて、旬の桃の風味を楽しめます。
黄金桃や清水白桃を瓶詰にしたコンポートや、王様のブランチでも紹介された「水熟桃(すいじゅくとう)」、白桃とシャインマスカットの缶詰め。
「水熟桃」は独自の製法で清水白桃を生に近い状態で長期保存し、1年中おいしく食べることができるそう。
桃を長期保存して食べる工夫がいっぱいの商品が多くて驚きました。
岡山は桃だけではなく、マスカットも全国生産量の9割を占めています。
こちらは「マスカット・オブ・アレキサンドリア」と「岡山白桃」を使ったグミ。(後ほど実食レポあり)
「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は甘味と香りが強く、ぶどうの女王といわれているそう。
桃とマスカットを使ったコラーゲンゼリーや乳酸菌入りゼリーなど、おいしく体を整えてくれる商品も。(後ほど実食レポあり)
「しゃりしゃりレモン」は、魚肉のすり身をレモンとザラメで味付けした面白い商品。
一見レモンピールのドライフルーツかと思ったら、違いました。
意外な組み合わせとシャリシャリ食感が人気だそう。
岡山で人気のローカルお菓子、梶⾕のシガーフライ。
「食べだしたらやめられないビスケット」として、65年以上愛されてきました。
サクッとした⾷感で、⼩⻨粉本来のおいしさと⾹ばしさが楽しめます。
東京では見かけませんが、岡山では普通にスーパーに並んでいる定番のお菓子だそうです。
1本 108円で買える元祖ばななかすてら。バナナ風味の白あんがたっぷり入っています。
東京バナナなど、各地のバナナカステラの元祖は岡山のこちらの商品だそう。
岡山名物の魚「ままかり」の押し寿司(1パック540円)
「ままかり」の語源は、お隣さんに「まま(ご飯)」を借りに行くほどおいしい味、ということに由来しているそう。
お米は岡山特産ブランド「朝日米」、炊飯の水は東粟倉・後山の天然水を使用し、岡山名物にこだわり抜いた商品です。
通常タイプと炙りタイプの2種類が入った詰め合わせも。
こんがり焼き上げた焼ままかり。このままお酒のつまみになりそうですね。
岡山は練り物もたくさん。ほたて天、しょうが天、かきあげごぼう天などが並びます。
とくに、糖度が高く香り豊かな「たまねぎ天」が人気だそう。
右上は、そのまま食べられる「ままかり酢漬け」。ままかりは酢との相性が良いので、酢漬けや酢醤油で食べることが多そう。(後ほど実食レポあり)
写真下は、日生(ひなせ)カキオコと、津山名物ホルモンうどん。
日生カキオコは、カキがたっぷり入ったお好み焼き。カキの水揚げで知られる日生では、漁師たちが小さなカキや傷ついたカキをお好み焼きに入れて食べていたそう。
たこめし、かきめし、鯛の生茶漬け、真だこの酢漬け。海の幸がもりだくさんですね。
こちらはお酒コーナー。
日本酒やウイスキー、チューハイ、ワイン、焼酎など、岡山の銘酒がズラリと並びます。
岡山は「雄町(おまち)」という酒米が有名で、甘みを生かしたコクのある日本酒が多いそう。
岡山県のソウルフード「クルード スパゲティ式めん」。
ソフトめんではなく「スパゲティ式めん」って初めて見ました。
生麺を付属の粉末トマトソースと炒めるだけで、スパゲティ風メニューができあがるそう。(後ほど実食レポあり)
売り場担当者のおすすめ!ひるぜん焼そば
売場の「とっとり・おかやま新橋館」担当者にイチオシを聞いてみたところ、こちらの「ひるぜん焼きそば」をおすすめされました。
岡山県北部の蒜山(ひるぜん)地域で、昭和30年代頃から食べられていた味噌味の焼きそばです。
ご当地グルメを競う「B-1グランプリ」で優勝歴があり、おいしさはお墨付き。どんな味なのか気になりますね。(後ほど実食レポあり)
※追記:一部商品は、現在は取材時より値上げしております。
岡山の名産品やローカルフード 実食レポ
岡山土産の定番商品、きびだんご。中は個包装になっていて、桃太郎伝説の可愛らしいキャラクターのイラストが楽しめます。
一口サイズの、丸くてやわらかいきびだんご。和菓子のすあまのような、ほんのりと甘くて懐かしい味です。
きびだんごは、穀物の「きび」を使うことに由来していますが、岡山県が昔「吉備(きび)」と呼ばれていたことにも関係しているとか。
我が家の子供たちから人気で、私は1個しか食べていないのに、気づいたら全部なくなっていました……。
コロンと丸い形の大手まんぢゅう。備前米を使った、餡が透けて見えるほどの薄い皮が特徴です。
ほどよい甘みのこしあんがぎっしり入っていて、食べごたえがありました。
こしあんがとてもおいしくて、伝統を感じる上品な味でした。
岡山白桃グミ。かたさの違うグミが2層になっていて、外は弾力感、中はプルンとやわらかい食感が楽しめます。
桃の香りが芳醇で、香りも味もとってもフルーティーでした。
ちなみにパッケージのイラストは「Heart for Art」というプロジェクトによるもの。
「アート」を通じて社会との結びつきを深めることを目的に、障がい者のアート作品を積極的に活用しているそうです。
マスカット・オブ・アレキサンドリアを使ったコラーゲンゼリー。
1本あたり200mgのフィッシュコラーゲンが含まれています。手軽に食べられるスティックタイプなのが嬉しいです。
岡山県産のマスカットピューレが15%配合されていて、フルーティーな味わいでした。
初めて食べる「ままかり酢漬」。「ままかり」はサッパというニシン科の魚だそう。
ツンとしたお酢の酸味に、プリッと歯ごたえのあるままかりがよく合います。お酒のつまみにもよさそう。
味が濃いめで、ごはんがどんどん進む味でした。
クルードスパゲティ式めん。手順通りパパッと麺を炒めるだけで、おいしいトマト麺ができあがりました。
ソフト麺よりコシがあり、生パスタのようなモチモチ感があってびっくり。
トマトソースは優しい味わいで、クセがなくスルスルッと食べられます。どんな具材にも合いそうです。
今度はピーマンとウインナーを加えて、ナポリタン風にして食べてみたくなりました。
我が家で一番の大ヒット、ひるぜん焼きそば。ご当地グルメコンテストの優勝歴は伊達じゃないです。
とってもおいしくて、子供たちが「もっと食べたい!」とゴネていたほど。(今度買いだめしに行きます)
作り方通り、鶏肉とキャベツを加えて作ってみました。鶏肉の焼きそばって珍しいですよね。
ソース味の焼きそばとは一味違う、濃厚な甘い味噌ダレが新鮮でした。セットについている山椒を振ると、一気に大人の味に。
岡山には、こんなにおいしい焼きそばがあったんですね!
池袋東武では今後も鳥取・岡山の名産品を販売
地下2階のイベントスペースでは、今後も鳥取・岡山のアンテナショップの出店を予定しています。
年末年始の食卓を彩る逸品が見つかりそうです。
●鳥取岡山 大歳の市
2022年12月26日(月)~12月31日(土)
●鳥取岡山のお正月
2023年1月2日(月)~1月9日(月)
アンテナショップで取り扱う商品は、「とっとり・おかやま新橋館」でも販売しています。
>>公式サイト:とっとり・おかやま新橋館
池袋東武「晴れの国 岡山の市」営業情報
- 【期間】2022年12月1日(木)~25日(日)
- 【営業時間】10時~20時
- 【定休日】東武百貨店に準ずる
- 【住所】東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店池袋店 地下2階 10番地
- 【アクセス】池袋駅西口 直結
- 【駐車場】東武百貨店にあり
- 【駐輪場】東武百貨店にあり
「晴れの国 岡山の市」で新しい味に出会おう
「晴れの国 岡山の市」では、さまざまな名産品を知ることができてとても面白かったです。
岡山は2回行ったことがありますが、「とりあえずきびだんごを買っておこう」という感じで、ほかのお土産に目を向けたことがありませんでした。
こんなにいろいろなお土産や、おいしいローカルグルメがあったんですね。
東京にいながら岡山ならではのグルメを満喫できるのは嬉しいです。
東武百貨店 池袋店で、気軽に岡山の味を体験してみてはいかがでしょうか。