朝ドラの「なつぞら」にすっかりハマっている今日この頃。
素晴らしい北海道の自然や昭和の雰囲気漂う建物に心を奪われ、撮影ロケ地が気になるのは私だけではないはず。
「なつぞら」のロケ地は北海道が多いイメージですが、東京・池袋にもロケ地があります。
ここでは、朝ドラ「なつぞら」の東洋動画のロケ地、池袋の婦人之友社の建物について、実際に行った写真とともにご紹介します。
昭和38年(1963年)に建築された、昭和の趣がある社屋は要チェックです!
東洋動画ロケ地の場所は婦人之友社
東洋動画スタジオのロケ地は、東京都豊島区西池袋にある婦人之友社。
昭和38年(1963年)に建築された、鉄筋コンクリート造り3階建て、地下1階の社屋です。
「なつぞら」で社屋が放映された際は、会社の公式Instagramでも盛り上がっていたようですね。
昭和31年(1956年)、なつはアニメーターになる夢を叶えるために北海道から上京。菓子職人の修行で同じく上京した雪次郎とともに、新宿の川村屋にお世話になることに。
川村屋で働きながら、東洋動画の採用試験を受けることになりました。
東洋動画のロケ地に行ってみたよ
なつが東洋動画スタジオの採用試験を受けた第49話で登場した、婦人之友社の社屋。以後、東洋動画スタジオのシーンではたびたび社屋が映し出されました。
放映時は、手前左の緑色の住所札は「東洋動画スタジオ」の看板になっていました。
会社玄関のアップです。この道を奥原なつ役の広瀬すずさんが歩いたんですね。
撮影時は「婦人之友社」の社名のところに、「東洋動画スタジオ」の看板が設置されていました。
窓の形がとっても特徴的な婦人之友社。奥に見える四角い窓も、幾重にも重なったような柄になっています。
婦人之友社は、フランク・ロイド・ライトという世界的建築家のお弟子さんである遠藤楽が建築したそう。窓枠や桟など、建物全体にライト風のモチーフが見られます。
玄関横にある掲示板。東洋動画撮影時は、この掲示板は撮影用の掲示物になっていました。
煙突?のような長い筒が目を引きます。昔は暖房器具の煙突として使われていたのでしょうか。
建物の裏側から見たところです。ここで「仲さん」や「なつ」が仕事をしていたのか~と、イメージがふくらみます。
ちなみに、こちらの婦人之友社は外観のみのロケで、東洋動画の中はNHKスタジオでの撮影となります。
東洋動画のロケ地 婦人之友社へのアクセス
東洋動画のロケ地、婦人之友社は西池袋の閑静な住宅街にあります。池袋駅と目白駅のちょうど中間あたりです。
婦人之友社を目的に訪れる場合は、混んでいないのでJR目白駅の利用がおすすめです。
(普通に営業している企業なので、外観を見学する際は敷地内には立ち入らず、社員や近隣住民の迷惑にならないようご注意ください。)
会社名 | 株式会社 婦人之友社 |
住所 | 東京都豊島区西池袋2-20-16 |
電話番号 | 03-3971-0101 |
アクセス | JR池袋駅南口/西口 徒歩7分 JR目白駅 徒歩7分 |
公式サイト | https://www.fujinnotomo.co.jp/ |
婦人之友社は明治36年(1903年)に創業した歴史ある出版社
婦人之友社は、主婦向けの「婦人之友」、高年期向けの「明日の友」、子育て世代向けの「かぞくのじかん」といった暮らしをテーマにした雑誌を中心に、レシピ本や家計簿・手帳・絵はがきなど多くの出版物を刊行しています。
羽仁もと子・吉一夫妻によって創業した婦人之友社。自分たちと同じ若い家庭にむけて、家庭生活誌「家庭之友」(現:婦人之友)を創刊したことが始まりでした。妻のもと子が執筆し、夫の吉一が経営にあたっていたそう。
「よい家庭からよい社会へ」という精神を大切にした雑誌「婦人之友」は、116年経った令和の今も多くの人々に愛されています。
東京のなつぞらロケ地!東洋動画に行ってみよう
昭和モダンな婦人之友社の社屋は、現在でも趣と華があるおしゃれな雰囲気を醸し出しています。
アニメーションで時代の最先端を切り拓く、東洋動画にぴったりの建物だと感じました。
「なつぞら」の東京都内のロケ地は珍しいので、池袋の東洋動画・婦人之友社は訪れやすいと思います。
池袋・目白に訪れた際は、ぜひ東洋動画ロケ地の婦人之友社にも足を運んでみてはいかがでしょうか。