※君塚は、2023年5月31日に閉店します。
池袋西口の「君塚(きみづか)」は、昭和から続く老舗の立ち食いそば・うどんのお店。
「早い・安い・うまい」の3拍子が揃った、今も昔も多く人に愛されている名店です。
ここでは、「立食そばうどん 君塚」のアクセスや店舗情報、メニュー、店内の様子、実際に行った感想を紹介します。
テレビでも特集された、珍しいマーボーそばを食べたよ!
君塚は昭和57年創業の立ち食いそば・うどんのお店
池袋の「君塚」は、昭和57年(1982年)創業の立ち食いそば・うどんの人気店。
昭和から平成、令和にかけて、40年以上池袋西口で愛され続けている老舗です。
メニューはそば・うどんのみならず、ラーメンやかつ丼、マーボー丼など、とっても種類が豊富。
池袋駅前の便利な立地にありながら、500円前後でお腹いっぱい食べることができます。
君塚の場所は、池袋マルイ跡地近くの西口五差路。
再開発で周辺がどれだけ変わっても、40年前から変わらぬ佇まいで存在し続けている貴重なお店です。
立食そばうどん 君塚のアクセス・営業時間
以前は年中無休・24時間営業でしたが、現在は営業時間が決まっています。
- 【営業時間】6時半~21時
- 【定休日】日曜
- 【住所】東京都豊島区池袋2-1-1 スギヤマビル 1F
- 【電話】0339824419
- 【アクセス】池袋駅 西口(中央)徒歩4分/C6出口 徒歩1分
- 【座席】14席(立ち食いカウンターのみ)
- 【喫煙】禁煙
- 【駐車場】なし
- 【駐輪場】なし
- 【支払方法】現金のみ
- 【HP】食べログ
立食そばうどん 君塚のメニュー
メニューがかなり種類豊富なのが、君塚の特徴のひとつ。お店の中と外の壁には、所狭しとメニューが並びます。
そば・うどんのみならず、ラーメンや丼、カレーなどご飯メニューもあります。
とくに丼と麺のセットは、600円前後でお腹いっぱい食べられる人気メニューです。
※価格は税込。価格は変更になる可能性があります。
そば・うどん
メニューは、そば or うどんから選べます。
かけ | 350円 | 月見(生卵) | 420円 |
たぬき | 420円 | カレー | 490円 |
かき揚げ天 | 460円 | えびかき揚げ天 | 540円 |
なす天 | 470円 | ごぼう天 | 480円 |
いか天 | 490円 | ちくわ天 | 490円 |
春菊天 | 520円 | きつね | 450円 |
山菜 | 440円 | とり天 | 470円 |
田舎 | 490円 | 特選 | 490円 |
コロッケ | 460円 | とろろ | 480円 |
きす天 | 490円 | 天ぷら | 460円 |
肉(豚もも) | 480円 | なっとう | 480円 |
マーボー | 450円 | わかめ | 440円 |
ラーメン
中華そば | 430円 | チャーシュー麺 | 620円 |
丼・ご飯もの
スープ or 味噌汁付き。
天丼 | 450円 | かつ丼 | 560円 |
カレーライス | 470円 | マーボー丼 | 470円 |
えびかき揚げ丼 | 530円 | おいなり一皿 | 140円 |
麺と丼セット
かけそば or かけうどん付き。
うま辛丼セット | 570円 | ねぎチャーシュー丼セット | 570円 |
かき揚丼セット | 570円 | かつ丼セット | 740円 |
カレーセット | 570円 | マーボーセット | 570円 |
ハヤシセット | 570円 | 納豆ご飯セット | 570円 |
とろろご飯セット | 570円 | ざるそばセット | 620円 |
麺と丼のセットでも、570円~740円で食べられるのが嬉しい!
全体的にメニューがとっても安くて驚きました。手軽にお腹いっぱいになりたいときにぴったりです。
君塚の「つゆ」は関東風・関西風から選択可能
君塚の「つゆ」は、かつお出汁がベースの味の濃い関東風です。お店の掲示には以下のように書かれています。
関西風のあっさりした白いつゆを希望する人は、「なにわ」と注文すると関西風にしてもらえます。(以下、お店の掲示より)
好みに合わせて選べる気遣いが嬉しいですね!
この価格帯の立ち食いそばでこのサービスは、かなり親切だと思います。
君塚のメニューはテイクアウトあり
お店のメニューには書いてありませんが、君塚はテイクアウトが可能です。
お店の窓ガラスに、さりげなく「TAKE OUT」の張り紙があります。
家やオフィスでゆっくり座って食べたいときに、テイクアウトは便利ですね。
注文時にテイクアウトを希望すると、持ち帰り容器に入れてくれます。
池袋の君塚に行ってきた!昔ながらのほっとする店内
平日のちょっと早いランチタイムに、君塚に行ってきました!
前々から通りかかるたびに気になっていたけれど、訪問するのは初めて。
お店の前を通ると、出汁の良い香りがただよってきます。
これでもかと並ぶ、メニューの数々。どれにしようか迷ってしまいますね。
朝6時半から営業しているので、出勤前に朝ラーメンを楽しむ人も多いとか。
昭和を感じる店構え。暖簾の「そば」の部分は、お客さんが入りやすいように留めてありました。
券売機方式ではなく、レジカウンターで口頭で注文します。(支払いは現金のみ)
レジ横にはトッピングの自家製天ぷらが並んでいて、どれもおいしそうでした。
店内が混んでいるときは、じっくりメニューを検討する時間がないかもしれません。お店の外であらかじめ決めておくと安心です。
立ち食い専門のお店なので、座席はありません。立ち食い用のカウンターのみです。
道路に面した一面が窓になっているため、店内は日当たりが良く明るい雰囲気。
なんだかほっとするような、昔ながらの立ち食いそば店です。
店内は細長く、窓側と厨房側にカウンターがあります。正直、狭さは否めません。
満席のときは、店内ですれ違うときは注意が必要そうです。
卓上調味料は、七味唐辛子とホワイトペッパー。レジカウンターには醤油や塩もありました。
広くはないけれど、ひとりで食べるには十分な広さのカウンター。
私が行った平日11時ごろは、そこまで混んでいませんでした。12時台が一日で一番混むそうです。
時差来店サービスもあるので、要チェックです。
平日13時~14時に来店の人は、玉子無料サービス
クセになる組み合わせ!マーボーそば実食レポ
あまりほかでは見かけない、珍しいマーボーそば(450円)を注文しました。
2021年10月放送の「沸騰ワード10」、2022年8月放送の「ウォーキングのヒム太郎」など、たびたびテレビでも紹介されているマーボーそば。
佐藤栞里さん、川田裕美さん、バナナマン日村さんが実際に訪れて食べています。
かけそばに、たっぷりの麻婆豆腐。つゆが赤く、斬新な見た目をしています。
赤いマーボーにネギがたっぷりで、とってもおいしそう。
とろっとしたピリ辛の餡からんだ麻婆豆腐。挽肉もちゃんと入っています。
しっかりした食感の木綿豆腐がとてもおいしいです。
「麻婆豆腐は飲み物」ってタレントの若槻千夏さんが昔言っていましたが、そばと一緒に食べていると本当に飲み物のように思えてきます。笑
そば自体は特別コシが強いわけではなく、ごくごく一般的な温かい立ち食いそばといった感じ。
麺の量が多く、食べごたえがありました。450円でお腹いっぱいになれるのは満足度が高いです。
甘じょっぱい関東風のつゆと、ピリ辛の麻婆豆腐。想像以上によく合います。
そばと麻婆豆腐の両方が楽しめる、新しいおいしさでした。
スープは無料のそば湯で割って、最後まで楽しめます。(そば湯は注文カウンターにあります)
君塚のマーボーそば誕生秘話
お店の人にマーボーそばが誕生したきっかけについて聞いたところ、お客さんの一言で偶然生まれたものなのだとか。
マーボー丼のマーボーをそばにかけて欲しいとリクエストがあり、とてもおいしそうに食べていたそう。
それを見た店長もマーボーそばを食べてみたところ、思いのほかおいしかったのでメニューに加わったそうです。
偶然が生み出したマーボーそば、今ではテレビで特集される名物メニューとなりました。
池袋の君塚でおいしいそば・うどんをリーズナブルに楽しもう
歴史を感じさせる店内で食べるボリュームのあるそばは、とても満足感がありました。
注文するとすぐに出てくるので、急いでいるときや、小腹が空いているときにサクッと食べるのにも適しています。
何よりお手頃価格でお腹いっぱいになるので、気軽に行けるのが嬉しいです。
こういう昔ながらの立ち食いそばのお店は、いつまでもなくならないでほしいものです。
今度はほかのメニューも食べてみたいと思います。